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鉄筋コンクリート造袖壁付き柱の降伏変形の推定法に関する研究 (2019-)

 地震により建物が被害を受けた際には,2次壁部分が損傷を受けやすく,建物の機能性,継続使用性が大きく損なわれる場合があります。 また、設計時の弾塑性フレーム解析においては、材端ばねモデルなどが用いられますが、降伏時変形の評価精度が課題としてあげられます。 本研究では、建物のより合理的な設計法の構築を目指して、鉄筋コンクリート造袖壁付き柱の復元力特性の評価法、特に降伏変形に着目しその評価手法について研究を実施しています。

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鉄筋コンクリート造柱梁接合部における海外向け機械式定着工法の性能評価 (2020-2021)

写真  本研究は海外での機械式定着工法の普及に向けて、ユーロコード2で設計された折り曲げ定着に対し、機械式定着の定着性能が同等以上であることを確認すること、プレートナットの定着耐力式が妥当であること確認することを目的として実施しました。 機械式定着鉄筋および折り曲げ定着鉄筋の引抜き試験を実施した結果、ト形およびT形接合部では機械式定着の定着耐力は、折り曲げ定着の耐力と同等以上であることが確認されました。


鋼コンクリート合成構造(CES構造)システムの開発 (2006-2021)

写真  本研究は,鉄骨と繊維補強コンクリートで構成された優れた耐震性能をもつ新しい構造システム(CES構造)の開発を目的としたものです。 既存の構造システムである鉄骨鉄筋コンクリート構造は非常に優れた耐震性能を有することは知られていますが,鉄骨および鉄筋工事のために施工性,工期の面で課題が残ります。 それらの問題点を改善するために本研究では鉄筋を省いた鉄骨コンクリート合成構造の開発研究を継続的に行い,実用化を目指しています。 CES構造の構造性能を把握するために部材実験を実施するとともに,シミュレーション解析(FEM解析)を実施し,実験だけではわからない内部応力状態などについて検討してきました。それらの結果を用いて性能評価手法(設計法)の構築を行っています


RC厚肉壁式床壁構造の性能評価法に関する基礎的研究 (2016-2019)

写真  本研究で対象としている鉄筋コンクリート厚肉壁式床壁構造とは,厚肉壁と厚肉スラブで構成される建物であり,  壁式構造かつフラットプレート構造の一種ともいえる構造です。この構造は,一般的な柱と梁で構成されるラーメン構造とは異なり,  室内に柱型,梁型のような出っ張りが現れることがなく,開口も高くとることができ,開放的で自由度の高い室内利用が可能です。 本構造の設計法の構築に向けて,有限要素解析などを用いて床壁接合部の破壊性状,耐力性能の把握,性能評価手法について検討しています.


木質ハイブリッド構造の開発的研究 (2018---)

写真  鉄骨とコンクリートと集成材で構成される木質ハイブリッド構造の開発を目的としたものです。 本構造は鉄骨コンクリート部分を有していることから集成材が燃え尽きたとしても自重は維持でき、かつ集成材は仕上げ材と型枠と兼用が可能であることから、 耐火性、施工性においてメリットを有しています。本研究では構造実験を実施し、その構造性能を把握するとともに、性能評価法について検討を行っています。


炭素繊維シートを用いた鉄筋コンクリート造柱なし壁の靱性型耐震補強 (2013-2014)

写真 2010年チリ地震において,RC造建物の境界柱のない連想耐震壁が曲げ圧縮破壊し,いくつかの建物は倒壊に至ったことが大きく注目されました。 本研究では,そのような柱のない壁の曲げ破壊に対する炭素繊維シートを用いた補強方法の開発を目的としています。炭素繊維シートを巻くことにより補強を施したRC造柱なし壁の構造実験により,曲げ破壊時に生じる壁脚部のコンクリートの圧壊を遅延させ、変形性能が向上することが確認されました。引き続き,補強された壁の変形性能の評価法について検討を行っています。


CES構造部材を用いた鉄筋コンクリート造建物の耐震補強技術の開発 (2006-2012)

写真  CES構造の優れた耐震性能を活かして、既存建物の耐震補強を行う工法を開発に取り組んでいます。 性能検証実験を行い、その耐震性能評価法(設計法)について検討しています。


鉄筋コンクリート造有開口耐震壁の破壊メカニズムの解明 (2006-2012)

写真  この研究は、複数開口をもつ鉄筋コンクリート造耐震壁のより合理的な構造性能評価法の構築を目的としたものです。 耐震壁は建築計画等の制約により開口を有する開口耐震壁となる場合が多いですが,無開口に比べて非常に複雑な破壊挙動を示し,設計上の扱いが難しい部材の1つです。
 そこで,より合理的な性能評価法を構築するために,位置や形状が異なる開口をもつRC耐震壁の静的実験を実施し、その構造性能について検討しています。 また、実験とともに数値解析を実施し、有開口RC耐震壁の応力伝達メカニズム、数値解析モデルについて検討しています。


豊橋技科大学における強震観測点整備 (2013--)

写真  近い将来に南海トラフ巨大地震の発生が懸念されており,本大学がある愛知県豊橋市においては,震度7の激しい揺れに見舞われる可能性があることが公表されました。
 一方で地震データ,地震動による建物の応答を把握しておくことは,建物における設計法の高度化の観点からすると有用なことである。しかしながら豊橋市では,建物においての強震観測点が少ない現状にある。そこで,豊橋技術科学大学内の地盤と建物の基礎部と上部に地震計を設置し,強震観測を行っています。


2010年チリ・マウレ地震で被災したRC住宅の耐震性能に関する研究 (2011-2013)

写真  地震により被害が生じた建物を対象に解析を実施することにより、その崩壊メカニズムについて検討しています。